第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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和歌山県立日高高等学校附属中学校 3年 谷本 美咲(たにもと・みさき)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

この記事を見たとき、初めに目にとびこんできたのは見出しよりも大きな写真でした。その写真は小学校1・2年生の児童たちが元気いっぱい笑顔でダンスをしている写真でした。その児童たちの幸せそうな顔を見て、記事に興味がわきました。記事の内容にとても感心し、この記事を選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

毎日テレビのニュース番組で報道されているいじめ問題。そのニュースを見ていて私が最も怒りを覚えたのは対応が遅く、状況の把握ができていなかった学校です。この記事の見出しのように「みんな笑顔でいるために」どのようにすればよいか考えたことがなかったのかと思い、残念です。大阪市立南住吉大空小学校のように児童の様子を日々確認し、「自分は悪いことをした」ということを児童個人に分からせていればいじめはおきないと思います。「たった一つの約束」、これはなくてはならないものだと思います。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

今、新聞やテレビなどで話題のいじめ問題。大変大きな問題ですが、大人社会、子ども社会、大小にかかわらずなくしたいものです。先生だけでなく、校長先生も子どもたちの目線にたつ。大きな約束ではなく、子どもたちが一歩立ち止まって冷静に考える時間を作るための約束にする。一つのことを長引かせない。この三つのことをしている大空小学校はとてもいいと思います。これからもアンテナを高くして進んでいってほしいと願います。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

大空小学校のたった一つの約束は、「自分がされていやなことは、人にしない、言わない」というもの。これは当たり前のことだけれど、なかなか守れないものだと思います。自分がいじめられた経験があるからこそ考えられたこの約束、大空小学校の木村校長先生が児童のことを親身になってよく考えたからこそできた約束だと思います。木村校長先生の児童をおもう気持ちがとてもよく伝わってきました。学校の標語では「夢」「希望」という言葉をよく目にすることがあります。しかし私はそんな大きいことを語る前に児童・生徒のことについてよく考え、一人一人の幸せ・笑顔を守り大切にする学校を作るべきだと思います。そうすれば自然と、「夢」「希望」というものが一人一人の心に芽生えてくると思います。だからこそ、この記事の写真の児童たちは笑顔でキラキラと輝いているのだと思います。大空小学校の木村校長先生のように、子どもたちのために悩みながら毎日と向き合っている大人はとても素晴らしいと思います。「みんな笑顔でいるために」を第一とする約束、素敵です。