第3回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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兵庫県立武庫荘総合高等学校 2年 山本 千裕(やまもと・ちひろ)さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

まずタイトルにひかれました。沖縄はブタを使った料理が有名でそこにどうハワイが関わっていくのか、そして去年の漢字に選ばれた「絆」の文字。よく見ると、私も知っているBEGINさんが“音(おん)返し”と書いてあり、とても素敵な記事だと思って選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

BEGINさんは平成16年にこの史実を知り、とありますが、私はこのことをこの新聞を読むまで知りませんでした。そして、この活動はとても素敵な活動だなぁと思いました。この事実を知ってハワイに感謝せずにはいられませんでした。他国や、他県や、いろんな人に支えられて日本があるんだなということがうかがえました。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

戦後、戦争に勝ったアメリカでさえきっと食糧は不足がちだったであろうに、新聞を読んだハワイに住む沖縄移民は沖縄の人たちを救おうとブタを船で送り届けた。それは、輸送がまだ発達していない時代にとても大変なことであったと思う。そして、そのおかげで沖縄はブタを食べることが有名になった。そんないきさつがあるとは知らなかった。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案・提言を書いてください

母の視点から見たこの記事は、また違うように見えておもしろいなと思いました。「終戦」についてあまりよく知らない私は、調べてみようと意欲がわきました。私は、この記事の“ブタの鳴き声を歌に代えて”のBEGINさんのコメントがすごくお気に入りで、自分もボランティア団体に入りたいなと感じました。私なりに日本のためにできることをこれからしていきたいと思います。というと東日本大震災のことが思い浮かびますが、新聞を通して社会のことにどんどん目を向け、自分の知識を高めていきたいと感じました。そうやって知ったことを家で話し合ったり、もっと深く、主体的に関わっていきたいです。この「ハワイと沖縄 ブタが繋いだ絆」のように、私もどこかの誰かのために何かしてあげたいなと思います。そのために、まずは新聞を読んで世界のことを知って、今何が必要なのか、そういう情報を得ていきたいと思っています。そして私も誰かのために何かできる人間になりたいです。