第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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白百合学園高等学校 1 年 黒田 英里さん
意見を聞いた人:弟
(1)この記事を選んだ理由を書いてください
「イクメン」という言葉がはやる中、育児に積極的に関わる高齢者も増えてきたというのは社会的に良い風潮だと思いました。育児も楽しみつつ、無理なく社会に貢献できる新しいシステムに驚いたので選びました。
(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
「イクメン」と言いますが、その背景には夫婦が共働きしているため、子育てを共同でやらなければならないという現状があります。夫婦共に忙しい中、仕事と育児の両立を助ける高齢者の方がいらっしゃると、とても頼もしいです。また、訓練を積んでからボランティア活動をするということで、子どもを預ける際にとても信頼できるシステムだと思います。
(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
記事の最後にある、「子育てに関われなかった男たちが今、人生の忘れ物を取り戻そうとしているのかも」という言葉が印象的でした。これから、ますます高齢化社会が進んでいくと思うけれども、こういった心温まるようなボランティア活動が社会にもっと広がっていくといいと思います。こういう活動が広まると、高齢者の認知症予防などにもつながると思います。
(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください
高齢化社会が進むと、もっと子供たちを見守るという社会の体制が必要となってきます。働きたくても育児があって働けない女性には、こういった社会全体のサポートがあるということを伝えていけば、より人生を充実して過ごすことができるのではないかと思います。今までも、女性の社会進出を助ける職業としてベビーシッターなどが挙げられますが、ベビーシッターにはない、文化継承という面でこのボランティアは優れていると思います。しかしながら、女性にも、高齢者にも、子どもにも利点があるシステムである一方、万が一その高齢者が倒れてしまった時のシステムもととのえるべきだと思います。子どもしかいない状況で、対処するのは大変ですから、例えば一年に一回健康診断をうけて、健康状態をチェックする、無理のないボランティアのプランをたてる、病院などの緊急連絡先などを書きこんだネームカードを首から下げる、など、高齢者への思いやりを忘れないボランティア活動になると、より良いと思います。