第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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宮城県泉高等学校 2 年 武田 和幸さん
意見を聞いた人:母
(1)この記事を選んだ理由を書いてください
3月11日に起きた東日本大震災にともなう津波で福島の原発が大きな被害を受け、今後の原発のあり方はどうあるべきなのか、また原発は必要であるのかどうか気になりこの記事を選びました。
(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
原発のある東北の3県でも原発に対する考え方が違っていて、安全性から原発はなくすべきという福島などの考え方と、東北のエネルギーをまかなうには、原発をなくすのは難しいという宮城、青森などの考え方があった。原発は安全性から言えば、なくすべきだと思った。しかし、原発の発電量に相等する他のエネルギーがない今、原発をすぐになくすことは不可能であると思います。だからこそ、政府によるしっかりとした原発の管理が必要だと思った。
(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
原発はなくすべきだと思う。今の日本はまずエネルギーをつかいすぎている。一人一人が節電に気をつけるべき。そして原発はどんなに「安全だ」と言っても、今回のように想定外のことがたくさん起こって周囲に、目に見えない恐怖をあたえるから、絶対反対。もしエネルギーが足りないのなら、新しい自然エネルギーを作る努力を、国をあげておこなうべき。だからこそ皆で原発をなくす努力をしていかなきゃいけない。
(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください
日本の電気エネルギーは、火力発電、水力発電、そして原子力発電によってまかなわれている。今回の震災は私たちに、大きな被害をもたらした。私も実際、停電やガスがでないという経験をした。しかし、そこからいつも私たちはどれだけ多くのエネルギーを消費し、無駄にしているかを学んだ。また、原発問題が起こり、福島原発の周りでは大変な放射線が放出されてしまった。このことから、私たちは、安全な原発を目指すのではなく、原発にたよらない国を目指すべきだと思う。それには、私たちの節電や、新しい自然エネルギーの普及が重要だ。
将来のことを考えれば、火力も原子力もつきてしまうときがくる。その時になっては遅いということを、この震災が教えてくれたような気もする。だからこそ日本は今から、世界の先頭にたって火力や原子力にたよらない国をつくっていくべきだと思う。今回の記事では東北の原発について書かれたものだったが、日本全体の問題として考えていかなければいけない。原発をなくすというのは、とても大変なことではあるけど、皆が協力してなくす努力をするために、私もできることからやっていきたい。