第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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新潟市立上所小学校 5 年 手代木 慶さん

意見を聞いた人:クラス全員

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

私は東日本大震災で福島から新潟に自主ひなんしています。仲良しの友だちをうら切って、私の生まれた大好きな土地からにげてきた気がしています。被災者のために私には何ができるのかを考えたくてこの記事を選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

「募金」は子どもが働いているわけではないし、金額も多くだせるわけでもない。「節電」より、もっと積極的な方法がいいと思う。手紙なら直接被災者の方たちに気持ちが伝えられる。心のこもった手紙を何度かくり返しやりとりしてはどうか。手紙を書くことで少しでも気持ちが伝えられ、気持ちが楽になってもらえたらうれしい。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

5年2組40名で「東日本大震災」で被災された方々に対してできることというテーマで4つのグループで討論しました。

1.節電

身近にいつでもかんたんにできる。

2.募金

被災者が必要としている物を買ってもらえる。

3.手紙

被災者を直接はげましたり気持ちを伝えることができる。

4.支援物資

被災者が早く利用できる。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

大震災復興のために子どもができることはないのかもしれません。被災していない人間が大丈夫ですかなどと手紙をかいて本当に助けになるのかと聞かれ、答えられませんでした。私もいわきにいる友達に「自分だけにげて」と思われているのではないかという不安から、手紙をかいていないからです。
被災した方々みんなというのは無理でも、行動にうつしてみてはどうかと考えました。
「募金」もおこづかいの中から、できるはん囲なら「ちりも積もれば山となる」かもしれません。「節電」も、みんなが協力して節電の習かんがつけば、電力の供給不足がおぎなえるかもしれません。「支援物資」も、私は転校先の学校の体そう服をいただき、助かりました。広い意味ではこれも支援物資です。一つだけが正しい意見なのではないと思います。私も思い切って、友達に手紙をかいてみようと思います。