第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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茨城県茨城町立長岡小学校 6 年 加藤 太河さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

誰もが経験したことのないような大地震と津波。そこで多くのボランティアの善意があふれたが、一方でボランティアを受け入れる人の不安とボランティアの長期化によるけんかや精神的変化が問題になっていることに難しさを感じ考えようと思った。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

ゴールデンウイークまであふれていたボランティアが一気に減少したことで、ボランティアの人たちの負担が増えているのではないかと思った。被災者側のニーズは多様化するのに、人手不足と5月からの暑さは作業の効率を下げてしまう。自分を責めたり、けんかをしたりが起きることを想定し、ボランティアにも対策を考えていく必要があるのではないだろうか。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

人の弱い部分を補うことがボランティアの役目。しかし、どんなに高い志で臨んでも、同じ気持ちを維持していくことは難しい。まして、今回のような大災害は、ボランティアをする側もされる側も経験がなく、範囲も広いことが問題。長く続けるボランティアの為に行政の立ち入りは不可欠だし、精神面も支えるシステムが必要だと思う。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

ボランティアは戦力。だからこそボランティアをまとめてくれる団体や個人にまかせっきりにしないことが大切だ。時間がたってボランティアをしやすいように各旅行会社がボランティアパックを考え出した。遠いところから参加している人にとって、一番の気がかりは、泊まるところや食事だろう。それらをカバーした上、復興しはじめた産業を活性化できるような対策をとるなんてすばらしいと思った。被災者のニーズをすいあげる行政をつくり、行政がこんな対策を考えてほしいと民間に下ろしていけば、雇用対策にもつながる。誰も経験したことのないような災害だからこそ、柔軟に考え、今までと同じでは通用しないこともあることを考えなくてはいけない。