第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(東京都)トキワ松学園中学校 3 年 島﨑 由莉香さん

意見を聞いた人:父、母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

私の父親も、この一也さんと同じような仕事をしています。なので、地震のときも救助に行ってしまうことがあります。今回の3月11日の地震の時も父は救助をしていました。同じ立場で共感ができる記事だったので選びました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

この記事の一也さんは、本当にすごい人間だなと思いました。私の父もいつこのような立場におかれるか分からないので、すごく一也さんの家族の気持ちを考えさせられました。人を助けると言うことはけっして簡単なことではなく、本当に重いことだと思います。そのような仕事に就いている方々を尊敬します。父がしている仕事がこんなにも重い事とは思っていなかったのでおどろきました。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

父は、人を救助するという一也さんと同じ仕事をしている人間として、人のために命を落とすこともあるという大きな任務を果たすのは本当にすごいことだと思う。いつ自分が一也さんと同じように人を救助している間に命をおとすかわからないが、人をたすけるという任務を最後までやりとげた一也さんは立派な人物だと言っていました。母は、ご主人を亡くされた奥様の気持ちを考えると複雑な思いがかけめぐりますが、主人のしている仕事の大きさに気付かされた、と言っています。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

私は父がしている仕事がこんなにも大きな仕事だとは思っていなかったのでとてもおどろきました。一也さんの家族と重ねながら記事を読むと、泣きそうにもなりました。もし私が一也さんの家族と同じ立場だったらどうするのだろう…と考えると、きっと大きなショックと、父が最後まで人の命を守った、という誇りを持てると思います。自分を犠牲にしてまで人の命を守ろうと思えることは本当にすごいと思います。3月11日の地震からもう約6か月がたちますが、グチャグチャに崩壊してしまった家や家族を失った方々がたくさんいます。自分の大切なものが次々に失われていくのは、私だったら耐えられません。きっと耐えられる人なんていないと思います。
心に大きな傷を負った人たちのために、私なりにできることをたくさんしたいです。
学校からも、小学校へ応援のうちわを作って送ったりしました。
これからもたくさんのボランティアをしていきたいです。