第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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(北海道)立命館慶祥中学校 3 年 八十嶋 映里さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

今の時代が平和だからこそ、広島、長崎に原爆を落とした米兵を祖父に持つこの男性が被爆地を訪ねることができたと思ったから。また、この男性のように「非核」を考える人が増えることで、核のないもっと平和な世界へと近づくと思ったから。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

この記事を読み、もし、自分の祖父がこのようなことをしていたらどのように感じただろうか、また、被爆地に自分は立つことができただろうかと思った。自分の祖父、そして祖国がやった行動について見つめ直し、「非核」を決意するにはかなりの勇気が必要だったと思う。この男性が「非核」を決意することで、アメリカ、そして世界中の人々に「非核」について考えてほしいと思う。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母の両親の実家は広島県の呉市にあり、また、母の祖父は終戦時、長崎県の大村市で軍医をしており、被爆した患者を大勢診たと母は聞いていた。そのため、母にとって原爆は遠い昔の遠い場所での出来事ではなかった。また、母は中学生の時に原爆資料館を訪れたこともあり、その悲惨さを目にして、どうして米国は原爆を投下することができたのか疑問に思い、二度と繰り返してはならないことだと思ったそうだ。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

私はこの記事を読み、「非核」について考えてみた。核兵器を保有している国はアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の五大国をはじめ、インド、北朝鮮など多数ある。核兵器を自分の国の防衛のためなどで保有している。しかし、核兵器は何十万人もの命を奪うとても恐ろしいものである。そのような恐ろしいものを防衛のために保有するのは間違っていると私は思う。今も、原爆による後遺症に苦しんでいる人々は大勢いる。そのような人々の体験、そして原爆の恐ろしさを世界中の人々に知ってもらう必要があると思う。確かに、核のない世界を作ることはとても困難なことである。しかし、唯一原爆を投下された国である日本が核のないもっと平和な世界を導いていくべきだと私は思う。