第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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岩手県洋野町立種市中学校 1年 種市 昇悟さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

父とも家とも区切りをつけ、父がどこかで見守ってくれると信じ、前に進んでいく山本家の姿は、父と残された家族の間にある「絆」そのものだと感じました。僕はこの絆の記事で書くと決めました。

(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください

「心はずっとつながっている」。家族の絆とはとても強く、素晴らしいものです。長女の永都さんも父が「どこかで見守ってくれる」と信じることで、よりよい試合が出来たんだと思いました。しかし、いくら見守ってくれていると信じても、父はもう現実にはいません。ながらく暮らした我が家もありません。しかし、僕は思います。父も思い出も、彼らの心の内側で生き続けるでしょう。

(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください

母は、「記事にある方のように、身内が見つからず心の整理のつけようもない人々がたくさんいると思います。受け入れたくない現実と向き合うのは、私たちが思うよりはるかに苦しいことでしょう。それでも命を永らえた者は、容赦なく訪れる毎日を懸命に生きていかなければならない…。その気持ちに私たちは寄りそっていく必要があります」、と言っていました。僕も、少しでもその人の力になりたいと思いました。

(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください

『父の死と我が家との別れ』このような状況なんて自分には考えられません。だけど、そこから一歩、一歩進んでいかなければいけない。そのためには、父を心の支えにして頑張ること、そして、父は「いない」その悲しくもどうしようもない現実を認めなければならないのです。しかし、新聞の写真を見たら悲しい顔なんて少しもしていません。むしろ、笑っています。これは、父との区切りをつけ、父はどこかで自分たちを見守ってくれていると信じた、だからこその笑顔ではないでしょうか。それに彼らは、父の50回目の誕生日にどこかで見守ってくれている父にメッセージを残しました。母の山本ヒデさんは、「これからの人生、やりたい事を色々やってみようと思います」、そう心の中の「父」にメッセージをつづりました。しかも、父を話題にすることさえも嫌がっていた一慶君も、「野球の試合を見に来る日を待ってるよ」と家族みんなの想いがつまった一枚の色紙にメッセージを残しました。人は、なにもかも、大切なものをたとえ失ってしまっても、また『絆』を見いだすことができ、また「出発」することも出来る。そのことをこの記事は教えてくれました。