第2回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
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新潟市立女池小学校 4年 佐藤 丞さん
意見を聞いた人:母
(1)この記事を選んだ理由を書いてください
ぼくは学校で星の事を勉強して、星にきょうみをもちました。夏休みの宿題で天体観測をしようと思い、空を見たけど星がほとんど見えないことに気付きました。だから節電で星が見えるという記事にきょうみをもち、これを選びました。
(2)記事を読んで思ったこと、考えたことを書いてください
ぼくが星を見る事ができなかった理由は、街が明るくなりすぎたからだと分かりました。記事に書かれていた、夜の地球のえいせい写真で白くうかび上がった日本列島を指し、「こんなに明るい場所は世界のどこにもない。」と言った言葉を見て、ぼくは日本人はぜいたくしすぎだと思いました。必要のない電気をむだに使わない方がいいと思います。
(3)家族や友だちなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞きとって書いてください
ぼくのお母さんが小学生のころは、空一面の星空で、北極星や北斗七星もどこにあるか分からないくらい、たくさんの星が見えたそうです。今、お母さんが星空を見ると、「あの星空はどこへいってしまったのかな。」と、さみしい気持ちになるそうです。「節電であの時の星空がもどってくれるとうれしいな。」と、お母さんは言っていました。
(4)話し合った後のあなたの意見や提案を書いてください
3月11日に東日本大震災が起きました。ぼくのおじいちゃんは宮城県にすんでいて、被害にあいました。その日の夜、停電で真っ暗な中なにが起きたのかも分からない不安な気持ちで空を見上げたら満天の星空だったそうです。「星空はまだあったんだなあ。」と、おじいちゃんは感じたそうです。東日本大震災でたくさんの人が亡くなって悲しい気持ちだったけれど、地震が来たことで日本人の気持ちが変わり、ぜいたくしていることに気付きました。東日本大震災をずっと忘れてはいけないと思います。これからはもっと節電して、そしていつかおじいちゃんとお母さんが見た、満天の星空が見られる日本になってくれることを、ぼくはねがっています。