第1回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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愛知県名古屋市立極楽小学校 4年 岩田 泰紀さん

意見を聞いた人:祖母、先生

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

 今年は第二次世界大戦が終わって65年で、いろいろな新聞に戦争の特集がのっていました。原爆を落とされた広島、長崎は知っていたけどぼくのおばあちゃんの住んでいる豊川にも爆弾が落とされたことを知ってショックを受けたから。

(2)記事を読んで分かったこと、疑問に思ったこと、感じたことなどを書いてください

 65年前の豊川の空に3256発もの爆弾が落とされて、2500以上の人が亡くなったなんて信じられません。それも26分間のわずかな時間にです。なぜ豊川みたいな小さな町にアメリカ軍が爆弾を落とさなければならなかったのか疑問に思いました。記事を読んで豊川海軍工廠(こうしょう)を標的にしたことがわかりましたが、なぜ名古屋のような大都市でなく豊川に東洋一の兵器工場があったのだろうか。

(3)家族や友だち、クラスメートなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞いて書いてください

 ぼくはまっ先に豊川のおばあちゃんにこの記事を見せました。当時14才だったおばあちゃんから空襲の時の体験談を聞き、最後に「戦争で亡くなった多くの人たちのとうとい命の犠牲の上に今の平和があることを忘れないでほしい」と言っていました。また学校の先生は、この写真を見て「こんなにたくさんの爆弾が写っている写真はめずらしくて貴重だ」とおっしゃいました。

(4)話し合い後のあなたの意見・感想・提言を書いてください

 この記事がきっかけとなってぼくは夏休みに豊川市桜ヶ丘ミュージアムの豊川海軍工廠展へ行って豊川空襲について調べることができました。広島、長崎だけでなく豊川のような小さな町にも爆弾が落とされたことをもっとみんなに知ってもらいたいと思いました。ぼくは平和な豊川の町しか知らなかったのでおばあちゃんから体験談を聞けてよかったです。今ぼくは平和にくらしています。とても幸せだと思います。多くの人の命をうばってしまう戦争は何の役にも立ちません。この写真のように爆弾でうめつくされた空を見ていると悲しくなります。戦争のない平和な世界がずっとずっと続いてほしいです。そして戦争体験をした人の話を聞いて戦争は二度としてはならないということを伝えていかなければならないと思いました。