第1回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
- NIEトップ
- NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
- 第1回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作
東京学芸大学附属小金井中学校(東京都) 1年 森山 桃子さん
意見を聞いた人:父
(1)この記事を選んだ理由を書いてください
最近学校で英語を学ぶようになり、「英語は世の中で、必要なものだ」と感じることが多くなった。しかし、この記事で、「私たちは英語に支配されてはいけない」という意見に出会い、言語に対する思いが動いたから。
(2)記事を読んで分かったこと、疑問に思ったこと、感じたことなどを書いてください
私たちの周りには確かに英語があふれていると感じた。英語があるのが、当たり前の生活のため、"英語"に対し、違和感を感じる事は、無かった。しかし、今や国際共通語となっている英語も、日本語も同じ言語だと考えると、日本語をもっと大切にしなければいけないと思う。今後、英語への違和感が無い人が増えていくのではないかと不安も感じた。
(3)家族や友だち、クラスメートなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞いて書いてください
父に意見を聞いてみた。父は「やっぱり英語は、仕事上で大切なんだよ。インドの人やスウェーデンの人、みんな英語を話すよ…」と、英語には支配されていないという意見を示した。また、「英語が無かったら、仕事ができない」と、日本語ではなく、英語に頼り、言語のトップに立つのが英語だという考え方をしていた。
(4)話し合い後のあなたの意見・感想・提言を書いてください
私の父のように、英語が国際社会で使われることに対し、違和感がない人も多いと思う。そのような人が増え、"国際化"や"英語"ばかりに注目していると、日本語や日本文化が忘れ去られてしまうのではないか。最近では、外国の人が漢字にはまったり、日本庭園を趣味としたりする人が増えているそうだ。このような、わりと小さい"言語"や"文化"を、他の地域などと紹介し合う場をつくることができれば、世の中の人が英語以外の言語に注目できたり、さまざまな良さをあらためて感じられたりすると思う。今後、私はさまざまな言語に出会って、その言語を大切にして世の中の人々に"それぞれの地域の言語の良さ"を伝えられると良い。そうして、もっと"地域の言語"が大切にされたら、活気づいた世の中になると思う。