第1回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

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沖縄県石垣市立平真小学校 6年 平田 こころさん

意見を聞いた人:父、母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

 不発弾処理や基地問題でまだ戦争後片付け中の沖縄。遺骨収集をボランティアで行う方たちには本当に脱帽です。まるで生きている人の話をしているかのように遺骨を大切にしているのが伝わり、読みながら涙がとまらなかったので印象深かったです。

(2)記事を読んで分かったこと、疑問に思ったこと、感じたことなどを書いてください

 家族さえもお迎えに来れない遺骨を65年たって救い出し、い敬の念をもって丁寧に行う作業の様子が目に浮かびました。骨のかけらでもみつかる人はまだよくて風に散った方は思いや姿をどうやって誰かに届けているのか考えると胸が痛いです。もっと生きたかったとの無念さより見つけてくれてありがとうって音のない声がきこえてきそうです。

(3)家族や友だち、クラスメートなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞いて書いてください

 両親の話だと戦争マラリアで亡くなった方もたくさんおり、私の祖先も多く他界したけど皆一つのお墓で眠っています。この方たち誰一人欠けても私は生まれなかったので、大事な先祖で意味のある命だったと両親は言います。今の平和は無数のぎ牲から守ってもらったもので、それを謙虚に受けとらなければいけないと伝えてくれました。

(4)話し合い後のあなたの意見・感想・提言を書いてください

 してはいけないとわかっているはずなのになぜ、おろかな戦争をしたのか私はいつも理解できません。当たり前の平和が当たり前じゃなかったために遺骨収集は終わりがなく続きます。生きていたら世界を良い方向へ変えたかもしれない方たちの存在は一部の人たちの記憶と遺骨数の記録にしか残らないことは残念です。現代は戦争への感覚も人それぞれ温度差があるけど冷たく悲しい歴史をくり返させないのが私たちの義務と責任であり無関心では誰も幸せになれません。環境破壊や経済問題も重要だけど、どれも平和あってのものです。全部つながってきた時間だからすべての出来事が貴重と考えます。これからも皆が人や自分を大切に出来たら最高です。