第1回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

  1. NIEトップ
  2. NIE月間・いっしょに読もう!新聞コンクール
  3. 第1回いっしょに読もう! 新聞コンクール受賞作

上越教育大学附属中学校(新潟県) 3年 井田 優子さん

意見を聞いた人:母

(1)この記事を選んだ理由を書いてください

 学校での「韓国交歓」で、韓国へ行きました。言葉や文化が違うから分かり合うことは難しいと思っていましたが、実際に話してみると驚くほど打ち解けられ、うれしく思いました。帰国後見出しを見て、「認め合う」ことの温かさを思い出し、この記事を選びました。

(2)記事を読んで分かったこと、疑問に思ったこと、感じたことなどを書いてください

 戦前にこんな差別があったなんて…。キムチがどんなにすごい食べ物かも知りもせずに朝鮮の食文化を否定する日本人に、ショックを受けました。しかし、現在、日本の文化を知りたいと感じてくれ、日本人観光客を温かく迎え入れてくれる韓国の人の優しさに、心から感動しました。今は国境の壁を乗り越え、積極的に海外から学ぼうという雰囲気があり、喜ばしく思います。

(3)家族や友だち、クラスメートなどにも記事を読んでもらい、その人の意見を聞いて書いてください

 テレビなどで見る韓国の人からは、キムチやプルコギといった自国の文化に、誇りを持つ様子が伝わってきます。周囲に惑わされずに伝統を貫く、そんな韓国の人々を、母は素晴らしいと思うそうです。さらに、韓国の人々は日本の文化に興味を持ってくれているので、これをきっかけに分かり合えるといいね、と話してくれました。

(4)話し合い後のあなたの意見・感想・提言を書いてください

 この記事にもあるように、「国が違うから」「言葉が違うから」「食べ物が違うから」といった一方的な差別をせず、お互いのいいところ見つけるということは、とても大事だと感じました。母も言うように、韓国の人は自らの文化に誇りを持っています。自分たちのことを、胸を張って語れるのはすてきなことです。日本と韓国は、過去につらい記憶があるからこそ、もっと認め合っていけたらいいなと思います。記事には、和食の美しさに純粋に感動する韓国の方の様子が書かれています。こうした関係が望まれるのは、日韓間だけではありません。世界中の人々が、「自分たちとは異なる文化を受け入れ、それを楽しむ」ことができたら、世界はもっとおもしろくなるのではないでしょうか。