第25回NIE全国大会(東京)
2020年NIE全国大会東京大会は、11月22日に全体会プログラムを大会特設サイト上でライブ配信し、分科会・特別分科会などのコンテンツを全体会と併せて21年2月28日までオンデマンド配信しました。 |
開催概要
東京大会プログラム
主催 | 日本新聞協会 |
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主管 | 東京都NIE推進協議会 |
特別協力 | 日本大学文理学部、十文字中学・高等学校、日本NIE学会 |
協力 | 朝日新聞東京本社、毎日新聞東京本社、読売新聞東京本社、日本経済新聞社、東京新聞、産経新聞東京本社、共同通信社、時事通信社 |
スローガン | ともに生きる 新聞でつながる |
日程 | 2020年11月22日(日)13時30分~ライブ配信、21年2月28日(日)までオンデマンド配信 |
11月22日のライブ配信スケジュール(敬称略)
13:30~13:50 | 開会式 |
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14:00~14:50 | 記念講演「社会の声をつむぐ小説 伝える新聞」 真山仁(小説家) |
15:00~ | 日本NIE学会との共同シンポジウム テーマ:「ウィズコロナ時代にNIEで培う力~ともに生き、つながるための資質・能力」 シンポジスト: 真山仁(記念講演講師) 大滝一登(文部科学省初等中等教育局視学官) 土屋武志(日本NIE学会副会長、愛知教育大学教授) 本杉宏志(東京都立青山高等学校主幹教諭、NIEアドバイザー) 水木智香子(足立区立西新井小学校教諭) 城島徹(毎日新聞社教育事業室編集委員) 司会:関口修司(日本新聞協会NIEコーディネーター) |
11月22日16時20分~21年2月28日、以下のNIE実践発表等の動画をオンデマンド配信(敬称略)
分科会 | テーマ | 担当校(発表者) | |
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小学校 | 1 | 学校全体で取り組むNIE~新聞をフル活用 【学校全体】「自分の力で考え、豊かに表現する」児童の育成を目指し、朝のNIEタイム、日常の授業から委員会活動まで、教員一丸となり、学校組織として新聞の活用に取り組む。その過程では、教員の研修会を実施し、教員自身も新聞に親しみNIEへの理解を深めた。学校を挙げてのNIEの取り組みと成果を報告する。 |
国分寺市立第五小学校 |
2 | 持続可能な言語能力の育成~読み書き能力を伸ばす実践 【小学校第4学年・国語】子どもたちが将来を生き抜くためには、語彙を増やし、知識と関連付けて思考を整理し、表現する力が重要と考え、書く活動を学級経営の柱に据えて体系的に実践してきた。本物の新聞の見出しを参考にしたはがき新聞や壁新聞など、豊富な事例を交えて報告する。 |
江戸川区立南篠崎小学校 |
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3 | 課題発見解決能力の育成~新聞で社会とつながる 【小学校第4学年・総合】児童が生きる実社会から自ら課題を発見し、探究する意欲につなげたいと考え、新聞記事を活用した。防災やSDGsをテーマとした学習の導入段階で新聞記事を取り入れることを通じて、児童の意識の変化を探った。 |
文京区立関口台町小学校 |
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中学校 | 4 | 新聞を活用して意見形成を図る実践 【中学校第2学年・世田谷区独自の教科「日本語」】新型コロナウイルス感染症に関する記事を活用し、生活への影響や今後の自身のあり方を考えさせた。身近に感染者が出た場合を想定した演劇形式の授業を通して、情報の取り扱い方などメディアリテラシーの要素も織り込み、自分たちがどう行動すべきかを考える機会とした。 |
世田谷区立船橋希望中学校 |
5 | 新聞を通して社会を見つめる~投書で「特別の教科 道徳」 【中学校第1学年・道徳】複数校で同じテーマの実践を行い、内容を深める試みの一環。新聞の投書欄を活用し、ICTや思考ツールも使い、社会的な課題について考え、他者の意見に接し、あるいは話し合うことで意見がどう変容したかを自己分析させるなどした喜多見中学校の実践を中心に報告する。 |
世田谷区立喜多見中学校 |
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6 | 言葉を見つめる~新聞の写真を題材に俳句を創作する 【中学校第3学年・国語】俳句の創作活動において、より幅広い題材を得るため、そして感動の焦点を絞る感覚を養うために新聞写真を活用した。季節や行事などを伝える1枚の写真から俳句を詠む実践に活発に取り組む生徒たち。その様子も交えて報告する。 |
町田市立真光寺中学校 |
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高校 |
7 | 実社会と国語を結び付けるための授業~NIEの実践を通して 【高等学校第2、3学年・現代文B】新学習指導要領を見据えて、メディアの使い分けと基礎的な新聞の読み方を身につける、地域社会を担う人材として考えを深め、伝える力を身につけるなど、4つのねらいを設定し、2年間継続して行った実践の成果と課題について報告する。 |
東京都立第三商業高等学校 |
8 | 新聞で世界とつながり、共に考えるNIE~多国籍生徒たちの挑戦 【高等学校第2学年・現代文B、日本語ほか】卒業後に世界で活躍が期待される生徒たち。新聞を通して世界の動向や社会の課題について知識を深めることから始める。年間を通じて教科教育、日本語教育、SDGs、キャリア教育などの教育活動と新聞を結び付けた実践を行った。 |
東京都立新宿高等学校 |
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9 | 18歳成人とNIE~大人になることについて考えよう 【高等学校第3学年・倫理(選択科目)】2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられる。「高校生は大人か?」という大きな問いの解決に挑む。「こども」と「大人」の間の青年期を生きる高校生に、新聞を通して「大人とは何か」を考えさせた。 |
東京都立荻窪高等学校 |
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特別分科会 | 10 | 行政を挙げたNIE活動紹介 独自教科「日本語」でNIE実践 世田谷区教育委員会 「新聞大好きプロジェクト」を展開 北区教育委員会 行政を挙げてNIEを推進する東京都世田谷区、北区の取り組みを紹介する。世田谷区は独自の教科「日本語」での新聞活用や、区立中学校3年生全クラスを対象にした新聞配布事業などを報告する。北区では、「北区教育ビジョン」に基づき「新聞大好きプロジェクト」を推進、「比べて読もう新聞コンクール」の実施や新聞販売組合や新聞社との連携などの施策について説明する。 |
世田谷区教育委員会事務局教育指導課・前田健太指導主事、佐藤智彦指導主事 北区教育委員会事務局教育振興部教育指導課・根本淳子指導主事 |
NIE はじめの一歩 | いつでも誰でも簡単に始めることができるNIE(新聞活用)。その魅力や意義、また学校だけでなく家庭でも取り組めることを解説する。 | 関口修司・日本新聞協会NIEコーディネーター |