四国ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告

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 2017年度の四国ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議が10月28日(土)、徳島新聞社会議室で開催され、四国4県の新聞社や教育現場の担当者15人が参加し、活動報告や意見交換が行われました。

Ⅰ 基調提案 「新学習指導要領とNIE」

日本新聞協会関口修司NIEコーディネーターから、3月に公示された新学習指導要領の総則に新聞活用が明記されたことをはじめ、改訂のポイントの説明がありました。「NIEを実践している学校では、全国学力・学習状況調査結果等からも学力は伸びていることが分かる。朝の読書のように隙間の時間を活用して、定期的、継続的にNIEに取り組むことが大切」との話がありました。

Ⅱ 推進協議会の取り組み

1「学校図書館図書整備等5か年計画」

新聞協会の服部朋子新聞教育文化部長より、新聞配置の地財措置が、17年度から約30億円へと増額された等の説明がありました。ただ、小中学校の約4割にしか新聞が配備されておらず、教育委員会への働きかけが今後も必要であること等を確認しました。

2 各県推進協議会の取り組みと課題

 学校へ記者を派遣する出前授業や、新聞づくり体験学習などの取り組みと課題について報告がありました。

徳島県は、徳島新聞NIEコーディネーターによる提案授業と教員研修を開始。ワークシートの作成や書き写しシートを作成することで、線から面へ広げていきたいとの報告がありました。

香川県は、実践指定校が4か月複数紙をとり、授業で読み比べを実践するなど新たな試みが見られる一方、NIE研究会の活性化や若い先生へのアプローチが課題ということでした。

愛媛県は、17年4月に組織改変があり、NIE部門は読者部としてスタート。見学対応や職場体験等、NIEへの取り組みを深めていくとともに、実践指定校終了後の仕組みづくりに取り組みたいということでした。

 高知県は、アドバイザーと高知新聞社NIE推進室が中心になり「NIEほっとライン」を月1回開催。実践指定校を活動会場にすることで、すそ野を広げることをめざしているとの報告がありました。

3 意見交換

二つのグループに分かれ、「新学習指導要領の趣旨を生かしたNIE」をテーマに意見交換を行いました。

・新聞による学力向上の効果をどのようにみせていくか、可視化することが大切

・日常的に子供が新聞に親しむことができる場を作っていくことが重要

・新聞を教材として扱うために、教材開発ができるようになるとよい

などの意見が出ました。

4 まとめ

 関口コーディネーターから「常に子供が育つ、先生も育つNIEをめざしたい。教員の多忙さが大きな壁になっている。忙しい・めんどうそう、でもNIEをやってみようとなるようにしたい。そのためには、先生方へのアプローチが重要になる。おもしろさを知ってもらうために、研修会等できっかけを作っていってほしい」との総括がありました。

参会者の熱い思いに接し、未来を生きる子供たちに何が残せるのかを考えたとき、これからもNIE活動を地道にそして一つ一つ積み上げ、それが子供たちの生きる力になるように取り組んでいきたいと強く思いました。

岡田 志麻(阿南市立新野東小学校教頭/NIEアドバイザー)(11月9日)