パラリンピックを新聞で

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今年のリオパラリンピックには、さいたま市教育委員会委員でもある平沢奈古さんが出場されました。平沢さんはアテネパラリンピックで銅メダルを獲得されています。今回のパラリンピックでは残念ながらメダル獲得はなりませんでしたが、北京、ロンドンと代表になれなかった悔しさをばねに、今回のパラリンピック代表になり堂々と試合をされた姿に感動しました。

平沢さんは、さいたま市内の学校に教育委員として訪問し、講演をされています。昨年度、本校にも講演に来てくださいました。講演を聞いた3年生の児童は、平沢さんがどんな活躍をしたか知りませんでした。そこで、アテネオリンピック当時の新聞記事を児童と読む活動を行い、平沢さんの活躍について知ることができました。

「生まれつき体が不自由だったので、子供のころは体育が嫌いだったんだ」 「24歳からアーチェリーを始めて、パラリンピックの代表になるなんてすごい」

など、児童は感想を話し合っていました。

平沢さんの講演会では、子供のころの経験や普段の生活についての話から、アーチェリーとの出合いなどをお話ししていただきました。また、アテネパラリンピックでは金メダルを狙っていたのに銅メダルに終わり大変悔しかったことなどもお聞きしました。児童は、新聞記事を読んで、銅メダルを獲得した平沢さんはとてもうれしかったのではと考えていたので、とても意外に感じたようでした。パラリンピックで同じ障害を持つアスリートの方たちが助け合って競技をしていることなどもお話しいただき、仲間を大切にすることの必要性についても教えていただきました。

パラリンピックが始まり、児童は平沢さんの金メダル獲得を期待して応援を始めました。埼玉新聞には、県内の代表選手として平沢さんの紹介記事がありましたので、児童と記事を読みました。遠く離れた日本で応援していたのですが、残念ながらメダル獲得はなりませんでした。児童は、試合の様子を取り上げた記事を読み、平沢さんが本当に精いっぱい試合に取り組まれたことを知りました。そして、「アテネからの12年間は無駄ではなかった」という試合後の言葉を読んで、何事もあきらめずに頑張ることの大切さを感じていたようです。

児童は普段からNIEを通して新聞に親しんでいます。平沢さんの話題はあまりテレビでは取り上げられませんでしたので、新聞から情報を得ることができました。新聞は社会と児童の生活をつなぐ大切なツールだと思っております。これからも新聞を通して、社会のことを学んでいきたいと思います。

菊池 健一(さいたま市立海老沼小学校教諭/NIEアドバイザー)(10月24日)