近畿ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議報告

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楽しくなければNIEじゃない!

  近畿ブロックNIEアドバイザー・NIE推進協議会事務局長会議が、8月9日、大阪市の日本経済新聞大阪本社会議室にて行われた。日本経済新聞大阪本社・原明彦編集局長付担当部長の挨拶の後、関口修司・新聞協会NIEコーディネーターから「NIE全国大会、ならびに全国NIEアドバイザー会議報告」についての話があった。

  関口コーディネーターからは、「楽しければNIEじゃない」と題し、毎朝NIEの時間を設け取り組まれている小学校の紹介があった。小学2年生と小学6年生の学習の様子を動画でまとめられ、「NIEが子供主体の活動であること」「継続的な取り組みにすること」が重要だと示された。また,「次期学習指導要領の方向性とNIE」についても言及され、「NIE学習が社会とつながっていく手立てとなること」が大切であることを話された。

   

近畿ブロック内でのNIEの取り組みについて

 奈良・京都・大阪・滋賀・和歌山・兵庫の順で各県推進協議会の取り組みと課題について報告の後、二つのグループに分かれNIEについての意見交流が行われた。それぞれ要点をいくつか挙げてみたい。

〈各県推進協議会の取り組みと課題〉

・実践指定校を終了した後も希望があれば新聞購読補助事業を行っている。

・実践指定校からの強い要望により新聞の電子データの提供を、試験的に行っている。

・一部の地域であるが、日本新聞販売協会の「すべての教室へ新聞を」運動により新聞提供がなされている。この運動とNIE推進実践校とをうまく結びつけたい。

・協議会で行っているNIEフォーラムやセミナーへの積極的な参加を呼びかけたい。チラシ配布なども行っているが、開催時期やテーマの見直しが必要か。

〈グループでの意見交流〉

・18歳が選挙権をもったことにより主権者教育の重要性が叫ばれているが、NIE学習が主権者教育を行うにあたって有効な方法となりうることが実感できた。

・NIE活動の担当者が変わっても継続的に続けていけるようにするためには、図書委員が新聞の整理をするなど委員会活動にNIEに関する仕事を入れるとよい。

・図書室に複数紙、新聞を置き子供たちがいつでも手に取れるような環境づくりをするため、行政機関や管理職と協力し予算を組んだり、企業のメセナ事業を利用したりする必要がある。

・全国の実施報告書は、現在NIEのホームページ上に紹介されているものもあるが、より多くの実践報告書が手軽にみられるように全ての都道府県の報告書がアップされることを望む。

・若手教師の新聞教育がNIE学習の活性化に不可欠である。協力してくれる教師を増やしていきたい。

佐伯奈津子(姫路市立朝日中学校教諭/NIEアドバイザー)(8月22日)