九州ブロックNIEアドバイザー・事務局長会議報告

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各県推進協議会からの報告

グループでの意見交換

 平成28年5月21日、宮崎市の宮崎日日新聞社で九州ブロックNIEアドバイザー・事務局長会議が開催され、28人が出席した。        

 宮崎県NIE推進協議会の浜野崇好会長の開会あいさつに続き、日本新聞協会の関口修司NIEコーディネーターが、「NIEの教育的効果を考える」と題し、基調提言を行った。

 基調提言では、関口コーディネーターが、都内の小学校でNIEに取り組んだ結果、全てがNIEの効果であるとは言えないが、学力の向上などの結果が見られたと具体的な数値を示しながら説明された。

 大分でNIE全国大会を開催

 大分県NIE推進協議会の白倉純事務局長から8月4、5日に開催する「第21回NIE全国大会大分大会」の準備の状況、大会の概要報告があった。NIEに関する情報を全国に発信することはもちろんであるが、大分県内の先生方への学びの場として位置付けたいと説明。2日間の大会では、「新聞でわくわく 社会と向き合うNIE」をスローガンに、小野正嗣氏(作家、立教大学文学部教授)による記念講演、児童生徒代表をパネリストに迎えるパネルディスカッション、九つの公開授業などが計画されており、期待される。

 充実した意見交換会

 各県推進協議会の取り組みと課題の報告が行われた。事務局長の報告を受け、各県アドバイザーからも補足説明が行われた。

 熊本県では、独自で「エリアアドバイザー」を認定し、地域での研修等で実践等を紹介させる予定。また、福岡県では、毎年、NIEの県大会を開催しており、充実した活動が展開されている。九州各県で工夫した取り組みが行われており、参考になった。

 各県推進協議会からの報告を受け、四つのグループに分かれ、「NIEの活性化に向けた取り組み」をテーマに意見交換を行った。「主権者教育とNIE」「カリキュラム化とNIE」などを視点として充実した意見交換会となった。各グループでは、新聞を使うことが目的ではなく、活動のねらいを達成させるための手立てとしてNIEを位置付けることを大前提に、「子どもが楽しいと思える活動であることが大切である」「NIEの良さをもっと発信していく必要がある」「新聞社や教育行政との連携がさらに必要である」「教育効果を数値でしっかり示していく必要がある」といった意見が出された。

NIEの効果を示す難しさ実感

 参加者は、NIEの教育効果は十分にあることを実践を通して実感している。その効果を数値で示すことの難しさをあらためて感じた。また、各県での工夫した取り組みは大変参考になった。今後の取り組みの参考にしたいと思う。特に、指導する側の学び合いの場、内容を今後も充実させていきたいと思った。

 最後に、関口NIEコーディネーターは、NIEの教育効果を数値で示すことは大切であり、そして、その効果をさまざまな場面で発信し、NIEへの理解を図ってほしいとまとめた。

栗栖健治(宮崎県・美郷町立南郷小学校〈美郷南学園〉教頭/NIEアドバイザー)(6月13日)