関東甲信越静ブロックセミナーに参加して

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 6月1日の午後、関東甲信越静ブロックの教員や新聞社のNIE担当者などを対象にセミナーが開催された。
 最初に3件の実践発表が行われた。
 八島禎宏先生(作新学院小学部)の実践は、子供たちが社会に目を向けて、深く考え、友人と言葉を交わし、自分の思いや考えを明確に伝える文章を書くことができるようになったことがすばらしいと思う。その過程で、自己肯定感が育ち、他人を思いやる心を持てるようになり、人間的に成長したという点が印象に残った。
 神部秀一先生(太田市立強戸中学校)の実践は、新聞を生徒にとって身近なものにする地道な取り組みが行われていることが発表から伝わってきた。そのベースがあったからこそ、人権集中学習「いじめについて考える」「新聞切り抜きコンクールへの挑戦」などに生徒が意欲的に取り組んだことがうかがえた。
 古井丸裕三先生(新潟市立女池小学校)の実践は、NIE実践校指定と小中連携事業を組み合わせ、異年齢集団との関わりの中で子どもたちのコミュニケーション能力が高まっていった様子がわかった。子どもたちにどんな力を身につけさせるべきか、教員集団が十分に話し合って目当てを明確にし、多様な経験を取り入れることが教育効果を高めることを改めて確認できる発表だった。
 続いての発表、小坂真希記者(信濃毎日新聞社)の「せんせい記者日記」は、とてもユニークな取り組みと感じた。今後も、各県では、前例にとらわれずに新聞界と教育界の連携を模索する必要があろう。
 ブロック内の各県関係者が一同に介して情報交換をする機会はきわめて重要である。NIEにより、子どもたちの可能性が伸びることを、参加者は共感できたことであろう。ここで知ったことを各自が今後のNIE活動に役立てていくことを期待したい。
 静岡県では今年7月にNIE全国大会が行われる。自分もここで学んだことを参考にして準備に臨みたいと思う。

 

 

NIEアドバイザー/静岡県立静岡中央高等学校教諭(静岡県総合教育センター長期派遣研修員) 吉川契子(6月19日)