ちーばNIEクラブ 新聞から新聞をつくる

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  3月16日(土)千葉市内において、第8回ちーばNIEクラブ研修会が行われました。


 今回は、藤井剛先生(県立千葉高等学校)によるワークショップに約30名が参加しました。「新聞から新聞をつくる」のテーマのもと、参加者が4名ずつのグループに分かれ、編集長・政治部・経済部・社会部をそれぞれ分担しました。同じ日付けの全国紙と地元紙計7紙を読みながら、各人が内容を検討しました。編集会議が開かれ紙面のレイアウトを考えますが、割り付けをめぐり各担当者の主張がぶつかり合います。新聞名を決め、社説は編集長が執筆します。


 実際の授業ではパソコンで記事を作成しますが、今回は模造紙を使いました。作業の後半では囲み線を入れたり、イラストを差し込んだりすることで、紙面にアクセントが添えられました。作成された新聞は、それぞれの編集長がコンセプトや内容を会場のみなに紹介しました。最後に藤井先生から、約2時間の作業中の様子や完成した紙面に対するアドバイスや分析がなされました。


 参加者からは「頭も体もたくさん使って疲れたが、とても参考になった」「自分も作業をしてみたことで子供達の大変さも実感できた」「パソコン上でもぜひ作ってみたい」などの感想が寄せられました。また、小中高や学生・社会人などのさまざまな校種・業種から混成されたグループ構成により「他校種(業種)の特性を感じ合うことができた」との利点も指摘されました。


 次回の研修会は7月下旬に行われる予定。

 

NIEアドバイザー/千葉県立佐原高等学校教諭 石毛 一郎 (2013年3月25日)