埼玉県NIE推進協議会 第4回「NIE学ばナイト」開催

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 2013年1月11日(金)大宮市で、埼玉県NIE推進協議会第4回「NIE学ばナイト」が開催されました。
今回は、3名の方から話がありました。

 

1 毎日新聞社 小出禎樹さいたま支局長
 

 本年度から、さいたま支局長として勤務されています。始めに、当日の毎日新聞朝刊から、学校教育に使えそうな記事の紹介として、「プッチンプリン 販売世界一(40年で51億個 ギネス認定)」についての話がありました。子どもたちにとって、身近で、世界で最も売れているプリンについて取り上げたこの記事をきっかけに、子どもたちからいろいろな考えを出させて、調べさせるのによいのではないかなどを話された。
 

 次に、「質問なるほドり」の記事、鳥越俊太郎氏の「時代を駆ける」などをもとにした話がなされ、その後質疑応答。その際、毎日新聞では、「余録」「時代を駆ける」「金言」「質問なるほドリ」などには、文末に掲載した年月日が毎回入れてあることが紹介された。実際、切り抜きを継続されている読者が多いので入れてあるとのこと。NIEをする立場でもこれは有効な配慮であると感じ、参会者の皆さんもうなずいていた。
 また、「希望新聞」面(東日本大震災に関する記事をまとめて掲載している紙面)についても、工夫されているとの話が聞かれた。「18年後のわたし(阪神大震災から18年)」の記事では、東京地区と大阪地区で紙面の大きさが5、6倍も違うことなども話された。
 先日の鴻巣市立赤見台第一小学校のNIE研究発表会では、新聞への信頼度の強さが感じられたと言う感想も話された。

 


2 所沢市立東中学校 山崎強平先生
 

 本年度のNIE実践報告として、
(1)NIEコーナーの設置
各月2社の新聞を手に取ることが出来るように設置。日刊工業新聞など、教員が普段読まなかった記事などを通して、生徒との対話が増えてきた。
 

(2)NIEノート(記事のスクラップ)
  自分の興味を持った記事のスクラップ。継続してよく取り組まれていた。記事の感想を書く際には、まず本文を要約させ、その上で感想やコメントを書かせていくとよいと意見が出されていた。
 

(3)先生のお薦めコーナー
 先生方からは、教え子の高校野球での活躍や、ALT(Assistant Language Teacher・外国語指導助手)からは英字新聞の紹介があり、効果的であった。
 

(4)アンケートの報告(1年155名)
「新聞は楽しい記事もあるけど、悲しい記事が多いから、わたしはつまらないと思っちゃう」という記述あったことをもとに、ハッピーニュース探しの学習もあるなどの意見が参会者から寄せられた。次年度も継続校なので、今後の取り組みが楽しみである。

 

3 さいたま市立新和小学校 金子綾香先生
 

 国語力育成の研究委嘱におけるNIE実践の紹介があった。学年単学級(5年のみ2学級)の学校。
(1)環境整備 新聞の掲示と活用、NIEコーナーの設置
 2年-生活科新聞、図工鑑賞新聞、3年-社会科見学新聞、総合「地域で見てきたこと」新聞、4年-国語「新聞をつくろう」、総合「地域の特産物」、5年-朝のスピーチ新聞、夏休み新聞、6年-社会科見学新聞というように、歴史の町岩槻にちなんだ地域性を生かした新聞制作活動が盛んであった。
 

(2)教科での実践として、4年国語「新聞をつくろう」の指導案をもとに共同通信社から記者派遣を受けて実践された事例が紹介された。興味関心を高めたり、新聞形式を学ぶ面で効果があった。一方、記者と授業趣旨を打ち合わせる面では課題が見られたと報告があった。
 

(3)家庭との連携
 

(4)スクラップノートや朝の一分間スピーチを通して、書く力の育成や記事に対する関心を高めていることの紹介があった。発表後、1年生の取り組ませ方について、写真(生き物の写真・1/11毎日朝刊の丹頂鶴)をもとにしたお話作りなどが効果的である、実践校終了後も継続できるよう工夫することの大切さなどの意見が出された。

 

4 その他 
 

 全国新聞教育研究協議会のスクラップコンクール学校賞を受賞した 久喜市立久喜小学校、星野学園中学校の報告

 


 次回は、2月8日(金)18:30~ 大宮JACK5階会議室です。埼玉県にかかわらず、近隣都県からの参加もWelcomeです。

 また、埼玉県NIE推進協議会 実践報告会は、2月22日(金)13:30~埼玉大学教育学部教育実践センター(埼玉大学附属小内)で開催されます。

 

NIEアドバイザー/越谷市立東越谷小学校教諭 中山正則(1月18日)