「復興教育」のリーダーに学ぶ  岩手・安庭小学校

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熱心に復興支援の様子を学ぶ安庭小の児童

 本年度のNIE実践指定校になっている岩手県雫石(しずくいし)町の安庭(あにわ)小学校(藤沢英俊校長、児童79人)で12月4日、東日本大震災の教訓を学ぶ復興教育として、被災者の支援に取り組むリーダーを講師に迎えた学習会が開かれた。
 同校は岩手と秋田の県境に近い内陸部にある。被災した沿岸部の学校との交流などに取り組んでいるが、津波被害が出た沿岸の様子や復興に関する情報は限られがち。学習会で、あらためて被災者の大変な様子を知り、自分たちが力になれることは何かを考えた。
 講師として招かれたのは、盛岡市に本部がある「もりおか復興支援センター」副センター長の細田玲(あきら)さん。「内陸からできる支援」と題して、3年生以上とPTAの計約50人に、内陸部に県内沿岸部や原発事故が起きた福島県などから、大勢の人が避難している状況、支援センターがいろいろな活動を行っていることなどを分かりやすく語りかけた。
 もりおか復興支援センターは昨年、大震災から4カ月後にボランティア活動の拠点として発足、盛岡市から業務を委託された支援チームが運営している。避難者が近況や悩みを語り合える場を提供したり、全国から寄せられた衣料品の提供、避難してきた子どもへの学習指導などもした。
 講演を聞いた児童たちはあらためて、同じ岩手県内でも沿岸の被災者の様子が内陸部とはまったく異なることや、なお支援を求める人が大勢いることを知り、今後の自分たちの活動の参考にもなった様子だった。
 学習会は、学校から岩手県NIE協議会が相談を受け、新聞で何度か紹介されている支援センターを紹介する形で実現した。
 もりおか復興支援センターの様子はアドレス http://morioka-fukkou.com/ からホームページで見ることができる。
 

岩手県NIE協議会事務局長 工藤哲(12月6日)