NIEコーディネーター就任のご挨拶と「アドバイザーサイト」への投稿のお願い

  1. NIEトップ
  2. リポート NIEの現場から
  3. NIEコーディネーター就任のご挨拶と「アドバイザーサイト」への投稿のお願い

赤池幹さんの後任として、4月より日本新聞協会のNIEコーディネーターとなりました吉成勝好です。どうぞよろしくお願い致します。東京都の元小学校教師です。新聞界のことに精通してきたキャリアを存分に生かし多大な業績を挙げてきた赤池さんには及びもつきませんが、教育界出身者としての現場感覚をもとに、全国の実践者のお役に立てるコーディネーターを目指していきたいと思っています。以下は、「NIEニュース」第67号(4月15日発行)に載せる予定の「コーディネーター就任にあたって」の草稿です。

「悩め。世間ずれするな。青臭くなければ新聞記者ではない」

ある新聞の連載小説の中で出会った言葉です。作中の記者が入社した時先輩から言われ、座右の銘にしているとのことでした。この「新聞記者」を「教師」に、あるいは「NIE実践者」に置き換えても、含蓄に富む言葉ではないでしょうか。
1989年全国に先駆けて東京都NIE推進委員会が発足した時、推進委員(小学校世話人)として名を連ね、妹尾彰初代NIEコーディネーターと共にパイロットプランの推進に当たった日々が、昨日のことのように思い出されます。正に悩み試行錯誤し、前例のない道を切り開くため青臭い論議を繰り返していました。その体験が私のNIE運動に関わる原点とするなら、冒頭の言葉は「NIEコーディネーター」に置き換えることもできるでしょう。
新しい学習指導要領のもとで新聞活用に光が当たり、NIEも新しい段階に入りました。初期の頃に夢見た「いつでも、どこでも、誰でも」が現実のものとなる条件が整いつつあります。
① 幼・小・中・高・大・社会へと繋がるNIEのカリキュラム化
② 教育実践の一層の広がりと深まり
③ 教育現場と行政と新聞界の良好な関係づくり
を課題と捉え、微力ながらコーディネート(連携・調整・環境作り・企画・提案・パイプ役等)の任を果たしていきたいと思います。

 

いずれにしても、NIEの主要な実践舞台は学校であり、実践主体は先生方です。そして、その先導役・サポート役になるのが全国のNIEアドバイザーの皆さんです。この「NIEアドバイザー通信」コーナーのねらいは、NIE=Nは「にぎやかに」、Iは「いろいろな情報を」、Eは「遠慮なく」発信していただくところにあります。日頃感じていること、NIEの発展のための提言、課題だと感じていること、それぞれの地区の情報提供、授業をしたり見たり聞いたりした記録や感想などなど、NIEに関係することなら何でも結構です。100~150字程度の「つぶやき」でも構いません。本音・建前入り交じった「フォーラム」的な機能を果たしていけたらと願っています。奮ってご投稿ください。
★原稿はメールで下記アドレスまでご送信ください。
        nie(@に置き換えてください)pressnet.or.jp
★添付ファイルは、出来るだけ「ワード」でお願いします。関連画像も同時にお送りください。
★用字用語の表記は、新聞協会の用語集にのっとり掲載致します。また、人権上の配慮等で修正をお願いする場合があります。
★文章の末尾に、都道府県名・学校(組織)名・職名・氏名をお書き添えください。

新聞協会NIEコーディネーター 吉成 勝好(2012年4月6日)