特別支援教育とNIE

盲学校で2年目をむかえ、少しずつ新聞を使い始めました。

全盲クラスでは「点字毎日」を活用しています。中途失明も多い専攻科では「点字毎日」の音声版も利用しています。弱視クラスでは一般紙を使い、各自がレンズや拡大読書器などの助けを借りて新聞を読んでいます。軽度の知的障害を伴うクラスでは一般紙や小学生新聞などから興味を持てた記事を読み合っています。

さて、最近の報道などでも、特別支援学校の生徒数、特に高等部(高校生)の人数が急増して教室が不足している実態が紹介されています。それらの多くは発達障害の生徒だと言われています。高校生が減少する一方で特別支援学校高等部は増加していますから、以前は普通高校に在籍したであろう生徒たちの相当数が、現在は特別支援学校で学んでいることになります。多くの県では統廃合された校舎に特別支援学校高等部の分校や分教室を新設しており、そこでは比較的軽度の障害をもった生徒たちが就業を前提としたキャリア教育を学んでいると聞きます。

このような学校には新聞を読める生徒がたくさんいます。NIEの効果が十分に期待できるのではないでしょうか。今後、特別支援学校や特別支援学級におけるNIE実践が蓄積され新聞活用が広まる可能性を信じています。

千葉県立千葉盲学校高等部教諭 石毛 一郎(10月23日)