北海道・東北ブロックNIEセミナー及びNIEアドバイザー・事務局長会議開催

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熊本大会の余韻の残る8月28日(土)、本州最北端の県、青森県で北海道・東北という日本の半分を仕切る程の広範囲でのセミナーが行われました。遠くから参加する方のことも考慮し、八甲田山を望む東奥日報社ビル(青森市)の7階にて午後から開催。

青森を代表し齋藤徹青森県NIE推進協議会事務局長(東奥日報社読者局次長)のあいさつから始まり、児玉忠青森県NIE推進協議会会長(弘前大学教授・写真)が「学習指導要領の改訂とNIE」と題して講演を行いました。児玉先生は新しい学習指導要領における新聞の扱いについて説明、続いてNIEの現代的な課題として何が考えられるのかを、NIEの目標と背景、内容と方法という多方面から分析、NIE活動のもつ大きな可能性について論じました。

続いて小中高それぞれの校種からの実践発表。小学校は地元青森の大賀重樹先生、中学校は札幌より及川永江先生、高等学校は岩手県より山下佳子先生から発表がありました。

大賀先生からは新聞の活用のみならず、先生の幅広い人脈を大いにリンクさせた新聞づくりの実践を紹介してもらいました。ある意味誰にでもできる実践というわけではないものの、大いに刺激と参考になる発表でした。

及川先生からは新聞は読むとおもしろい、知ると深いということをわかって欲しい、だから自然に新聞を活用するようにしているとのこと。1学年では読みとること、3学年では読み比べができるようになれることができればと思っているという発表でした。身近な実践で肩ひじを張らない自然な実践内容でいながら、NIEというバックボーンをしっかりと持っている及川先生の人柄がわかる堅実な実践内容でした。

最後に山下先生より、大学受験をクリアすべく実践している最も実働的な事例が紹介されました。山下先生の勤務している学校では10年ほども前から論文対策として新聞を活用しているとのこと。昨年からはさらにバージョンアップしたコラムノートスペシャルを実践しており、今年度は2年目ということもあり順調に継続中。ただ同僚からはすごいねとは言われるが、私もやってみたいとは言われたことがない・・・・とちょっとチクッとした発表でした。

引き続き枝元一三NIEコーディネーターの司会により、北海道・東北アドバイザー、事務局長会議が開催されました。財団の仙石伸也NIE部長から熊本でのNIE全国大会の様子、そして東北・北海道各道県より現況が報告されました。各県ともそれぞれ成果と課題が発表され、その内容の濃さに時間を押すほどでした。質疑応答、意見交換なども予定していましたが、残念ながらそれは夜の部へ。最後に青森県から次年度の全国大会の概要を報告し、正式な会は無事終了となりました。会場が最北青森県ということで宿泊するメンバーが多く、夜は懇親の意味も込めて大反省会が行われましたが、ここでの話し合いが実に充実した内容となりました。参加者全員が満面の笑みで解散していったそんな夜の会議でした。

12月には新幹線が開通になります。青森~東京間は3時間30分です。ますます近くなる青森県でまた、ぜひ会議がしたい、来年はがんばろう!と何だろう、妙に盛り上がったセミナー・そして会議でした。

青森市立戸山中学校教諭 三浦 博英(9月22日)