実践指定校実践例 2012年度

新聞記事を使った小論文(9年)新聞記事の紹介記事作成と発表(5年)

武蔵村山市立小中一貫校村山学園(むさしむらやましりつしょうちゅういっかんこうむらやまがくえん)

教科、科目、領域

小学校: 総合学習
中学校: 国語
学年 小学 5年 /中学 3年
高校生にも学力テストは必要か(9年)心が動いたこの1枚(5年)
新聞記事の要旨をとらえ、自分の考えを小論文にまとめる(9年)気に入った新聞記事の紹介記事を作成し、紹介し合う(5年)
1つの記事を全員で読む(9年)2週間の新聞当番の時に新聞に目を通し、お気に入りの記事を選ぶ(5年)
新聞制作学習 新聞活用学習

9年 1時間
 記事を読んで、自分なりの考えを200字以内にまとめる。
5年
 1時間×年4回 新聞掲示当番の2ヶ月ほど前からの記事の中から気に入った記事を切り抜き、紹介記事を書く
 3時間      年間で1番気に入った記事を紹介する準備をする。
 1時間      小グループで記事を紹介する。
 1時間      グループで1番紹介したい記事を選び、グループで協力して発表する。

第1時

(1)「高校生にも学力テスト」の記事を読み、要旨をつかむ。
(2)自分の考えを200字の小論文にまとめる。

全員が自分の体験をもとに自分の考えをもちやすい記事を選択した。

生徒の小論文より 『私は高校生の学力テストに反対です。高校生は義務教育ではなく、勉強だけではない、一人一人のやりたいことや将来の夢や目標に向かって進む段階だと思います。基礎学力の徹底は、それぞれの高校自体が必要かどうかを判断するものであり、国が指示するべきではないと思います。~以下略~』

・実際の社会の動きについての記事で、進路を前にした9年生にとって、高校での学力テストの導入が身近なものであったことにより、意欲的に取り組む生徒が多かった。
・何時間もかけて行うNIEだけではなく、スポット的に新聞記事を用いることは授業 に新鮮味も与え、生徒の意欲を高めるために有効だった。
・記事の内容について理解ができないまま小論文を記述しているような生徒もいたので、読みやすい形で提示するなどの手立てが必要。

実践者名:武蔵村山市立小中一貫校村山学園 熊谷 浩