実践指定校実践例 2012年度

新聞を身近に感じ、新聞に親しみ、生活や学習に生かそう

南あわじ市立阿万小学校(みなみあわじしりつあましょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 総合学習
学年 小学 4年
新聞記事をさがそう(総合的な学習)
科学的な読み物学習と平行して、科学的な記事をさがしスクラップに挑戦する。
科学に関わる記事をさがし、スクラップ作りをする。
新聞活用学習

新聞記事をさがそう(2時間)
 国語科の学習と平行して、科学的な読み物の読書活動を進める。
 新聞記事から科学的な記事をさがし、スクラップ作りに挑戦する。

第1時

 国語「ウナギのなぞを追って」の単元を学習する際、児童の興味関心を高めるため、科学的な読み物を読書した。「新聞にものっていたよ」という児童の発言をきっかけに、新聞から科学的な記事をさがしてスクラップ作りをした。
 全員で新聞を広げると、「あった!」「これ見て!」といきいきと新聞記事を読み、話題が広がった。児童が気になった記事はスクラップブックにして蓄積し、学級で活用できるようにした。

 新聞記事(一般紙)には難しい漢字や専門用語も多い。しかし写真や見出しだけでも、内容がなんとなく伝わることもある。読み深めるには辞書による言葉調べも必要となるので、小学生新聞の積極的な利用も考えている。

国語科の単元と関連させたこと、科学的な記事をさがすという目的が明確であったことにより、意欲的に活動できた。

 新聞記者をゲストティーチャーに招き学習したことや、何度も新聞作りをしてきたことにより、新聞への関心が高まっている。この1年は新聞に慣れ親しむことが目標であったが、新聞を活用することで児童が社会へ目を向けられたり、興味が広がったりすることを実感した。
 今回の学習でも「新聞はおもしろい」と感じてもらえたと思う。今後も新聞活用を通して、子どもたちの好奇心の目を大切に伸ばしたいと考える。

実践者名:南あわじ市立阿万小学校 浪花ゆかり