実践指定校実践例 2012年度

地理的認識に結びつける新聞旅行広告を活用した授業実践

私立北翔大学短期大学部(しりつほくしょうだいがくたんきだいがくぶ)

教科、科目、領域

高校(高等専門学校を含む): その他(短期大学部・小学校教員養成課程(社会科指導法))
学年
小学校教員養成課程、小学校社会第6学年内容(3)
新聞旅行広告を活用しての地域的特色の理解(地理的認識)
新聞旅行広告からの情報収集・情報判断
新聞活用学習

新聞旅行広告を活用しての地域的特色の理解
(教材:読売新聞・朝日新聞・北海道新聞の旅行広告)
合計1時間

第1時

(1)3紙を比較しての相違点・類似点の読み取り
(2)旅行広告からの読み取り・地図作成(地域的特色)
(3)新聞旅行広告の利点

・全国紙とブロック紙の相違点・類似点に着目させる
・地名や有力な観光資源名が、その地域の特色であることに 
気づかせる。
・旅行広告は、どのような工夫をしているか、気づかせる。

旅行広告は、情報量が多いため、なかなか的確に読み取ることができず、戸惑う学生の姿を確認できた。他方、文字の大きさなど、旅行広告の意味・戦略を読み取り、その利点に気付く学生もみられた。

情報量の多い旅行広告は、読み取りに苦慮するため、読み取る項目を示し、予め整理できるような工夫が必要である。そのため、小学生の活用を想定した場合、読み取る項目も、限定的にするような配慮が必要である。なお、第1次の授業実践を終了後、作業プリントを改善して第2次の授業実践を行い、上記の有効性を確認することができた。

実践者名:私立北翔大学短期大学部 菊地達夫