実践指定校実践例 2012年度

ニュースから政治を調べよう

札幌市立三角山小学校(さっぽろしりつさんかくやましょうがっこう)

教科、科目、領域

小学校: 社会
学年 小学 6年
暮らしの中の政治
新聞活用学習

1時限目 新聞を読み、記事を内容別に分類する。
2時限目 国民主権について
3時限目 基本的人権について
4時限目 平和主義について
5時限目 国会・内閣・裁判所の仕組みやはたらきについて調べる。
6時限目 国会・内閣・裁判所の仕組みやはたらきについて理解する。

第1、6時

第1時
(1)グループごとに、1日分の朝刊の新聞を読み、ニュースを種類ごとに分類する。
1つ1つの記事の内容に目を通しながら、「事故、事件」「環境」「外交」「経済」「政治」「スポーツ」などの項目を設定し、記事を分類させた。

(2)わたしたちの暮らしと政治のつながりを考え、これからの政治に関する学習に関心をもつ。
普段あまり目を通さない「政治」「経済」に関する記事も、新聞には多く載っていて、自分たちの生活に大きくかかわっていることを理解させた。


第6時
(1)三権の仕組みやはたらきを確認する。
子どもたちが調べた資料をもとに、国会・内閣・裁判所の仕組みやはたらきを全体で確認した。

(2)数枚の新聞記事を、どの機関に関係が深い記事かを分類し、各機関の仕組みやはたらきに対する理解を深める。
キーワードなどから記事の内容を読み取らせ、分類させた。

マーカーで記事を囲んだり、内容別に分類させたりした。
分類する際に、新聞に目を通し、全文を理解できなくても、見出しやキーワードに注目しながら読むことで記事のおおまかな内容を理解させることを大切にした。

楽しそうに関心をもって新聞を読んでいた。第1時では、政治の新聞記事に対して「大人向けで難しい」と、苦手意識があったようだが、第6時の活動では、キーワードを探しながら、楽しそうに政治に関する記事を読んでいる姿が見られた。

 学習に新聞を用いることで、教科書や資料集などで学んだ知識と、現在の日本の政治を結び付けて学習することができたのは成果だと思う。
 しかし、普段から積極的に学習で新聞を取り入れることは、まだまだできてはいないと思う。日々新聞に目を通し、子どもたちの学習につながる記事を、もっと授業に取り入れていく必要があると思う。

実践者名:札幌市立三角山小学校 柏樹 麻衣子