実践指定校実践例 2012年度

新聞を身近なものにする実践~情報の発信と受信~

函館市立的場中学校(はこだてしりつ まとばちゅうがっこう)

教科、科目、領域

中学校: 国語
学年 中学 2年
視点を定めて
情報を発信する側と受信する側との温度差を理解する
新聞記事の内容を子どもでも分かるように書き換える活動
新聞活用学習

1時限/4   「身の回りの情報に目を向けよう」
       地図記号や各種表示の絵や図が表すものについて考える。
2・3時限/4 「『やさしい日本語』の読解」
        多くの人により的確に情報を伝える工夫について学ぶ。
4時限/4   「新聞記事を『やさしい日本語』に直そう」
        新聞記事を、こどもなどもきちんと理解できるように書き直す。

第4時

1.「やさしい日本語」について確認する。
   ・難解な語句は言い換える。
   ・重要な語句には解説を添える。
   ・曖昧な表現を避ける。
   ・文の構造を簡単にする。

2.新聞記事を1つ選び、「やさしい日本語」で書き直す。

3.グループ内で発表交流をする。
   ・元の記事と比べる。
   ・分かりやすくなったか検証し合う。

4.情報の伝達と受信について考える。

5.今後、新聞記事などを読むときにどのようにするべきか考える。
   ・分からない語句を調べる。
   ・関連記事を読む。 など

・政治や経済などで、基礎知識が必要な記事は避ける。
・相手や場面、目的などに合わせた、情報の発信が大切であると気づかせる。

・地図記号や標識、新聞記事など、すべて身の回りにあるものを、教材として取り上げたので、大いに関心をもって取り組んでいた。情報というものは、相手のことを考えないときちんと伝わらないことを実感していた。

○新聞記事への興味・関心が高まった。
○相手や場面、目的意識の大切さを学んだ。
○より正しい情報の受信の仕方を学んだ。
△情報を発信する側の意図について、学ぶ必要がある。

実践者名:函館市立的場中学校 金子 賢