「すげがさの里」

福井県福井市清水南小学校4年･森嶋茉凜さん

地域の特産品である「すげがさ（菅笠）」を守ろうとする郷土愛が紙面から伝わってくる。地元の保存団体の会長にインタビューしているほか、全国の分布地図、各地での保存活動も調べるなど、多角的な視点からもテーマに迫り、自分の考え、意見もよくまとめている。見出しに「すげがさ」が数多く登場するなど新聞の完成度には課題があるとの声もあったが、小学4年生個人の作品としては高いレベルにあることなどが総合的に評価された。

「メロンタイムス」

北海道訓子府町立居武士小学校（代表）5年・宮内みずほさん、2年・宮内盛弥さん

特産のメロンについて楽しんで学習し、新聞を作ったことが伝わってくる。引っ越してきて2年目の小学5年生と2年生の姉弟が町を歩き、町長やメロン農家などさまざまな人に会って話を聞いている。取材の過程で「わがまち」をより好きになっていったことが分かる点は、コンクールの趣旨にも沿っていると高く評価された。

「まくべつ」

北海道幕別町立糠内小学校（代表）4年・橋本侑茉さん、3年・橋本俊弥さん、3年・山田愛林さん

「びほろ町新聞」

北海道美幌町立美幌小学校6年・榎本明莉さん

「お祭りタイムズ」

東京都北区立王子第三小学校4年・髙城桃花さん

「水の都松江」

島根県松江市立内中原小学校（代表）6年・斎藤瑞生さん、4年・斎藤麻実さん

「櫃石新聞」

香川県坂出市立櫃石中学校（代表）3年・藤大介志さん、3年・岡田美咲さん、3年・櫃本成美さん、2年・藤大輝之さん、1年・櫃本菜月さん、1年・櫃本優真さん　

櫃石島に関するさまざまな話題を盛り込んで、読み応えのある紙面に仕上げている。バラエティーに富んだ内容ながらよくまとめており、完成度は非常に高い。紙面からは、企画・取材にあたっての事前準備がしっかりしていることもうかがえる。島に伝わる岡山との県境を決めたという伝説を、漁船に分乗して実際に確かめるなど、学年を超えて生徒が協力し合って制作している点も高く評価された。

「桜花伝」

北海道松前町立大島中学校（代表）2年・扇田碧依さん、2年・中江亜美さん、2年・佐々木美香子さん、2年・佐々木杏沙さん

「甜瓜」

北海道夕張市立千代田中学校（代表）3年・志茂未乃梨さん、3年・小野田一輝さん、3年・菅原史帆さん、3年・菊田侑佳さん、3年・原野龍さん、3年・三浦健さん、3年・鈴木哲也さん

「わがまち新聞」

神奈川県横浜市立美しが丘中学校3年・宮本岳洋さん

「磐田一中タイムズ」

静岡県磐田市立磐田第一中学校　生徒会広報委員会（代表）3年・神谷青空さん

「丸岡発！お手紙新聞」

福井県坂井市立丸岡中学校1年・高倉佑依さん

「KOJOわがまち」

向上高等学校（神奈川県）　新聞委員会（代表）3年・林原雅子さん、3年・永田美穂さん

地元の災害対策の現状と問題点について、市の防災課長、地元の自治会長、社会福祉協議会の担当者など、多くの人に取材してまとめている。取材した人の写真をきちんと掲載するなど新聞づくりの基本を踏まえており、レイアウトもしっかりしている。記事は当事者意識を持って執筆され、見出しにも自分たちの主張がよく表れている点も高く評価された。

「どぶ板軍港新聞」

神奈川県立横須賀高等学校2年・浦野航気さん

「わっしょい新聞」

岡山県立西大寺高等学校　新聞部（代表）2年・松本千波さん、3年・宇都宮浩章さん、3年・野﨑大輝さん、2年・徳田有希さん、2年・野﨑啓志さん

「岡山城東新聞」

岡山県立岡山城東高等学校　新聞部（代表）1年・國師真里花さん、1年・藤原星汰さん、1年・安原梨花子さん

「八幡浜高校新聞」

愛媛県立八幡浜高等学校　新聞部（代表）1年・矢野史寛さん、2年・得能靖雅さん

取材賞「バリアフリー新聞」

福岡県福岡市立松崎中学校1年・谷崎満さん

取材賞「三高わがまち新聞」

新潟県立三条高等学校　放送部新聞班（代表）2年・知野里江子さん、2年・田辺恵さん、1年・荒川和也さん、1年・石田涼さん、1年・内山良介さん、1年・佐藤元紀さん

話題賞「日食新聞」

新潟県三条市立大崎中学校1年・笛木勇真さん

ビジュアル賞「湯沢ふるさと新聞　中山タイムス」

秋田県湯沢市立中山小学校（代表）6年・越村真菜さん

デザイン賞「富士っ子プレス」

静岡県立吉原高等学校　文化新聞委員会（代表）1年・荻野真衣さん、1年・藤田忍さん、1年・桑原茜さん、1年・平林真依さん、3年・佐野仁美さん

チームプレー賞「みどりっこタイムズ」

秋田県立養護学校天王みどり学園（代表）高等部1年・山平くるみさん

歴史発掘賞「わがまち神根伝説新聞」

岡山県備前市立神根小学校（代表）6年・石川諒さん